ABOUT ARCHITECTURAL SHEET METAL

建築板金とは

一般に板金と呼ばれる金属板を利用することにより事業を営んでいる板金業には、大別して、建築板金と工場板金とがあります。 前者は、おもに薄い金属板(薄もの)を使って、これを切断したり、折ったり、貼り合わせたり、変形させたり―――すなわち加工することにより、屋根・外壁・雨といをはじめ、厨房用金物・ダクト・天蓋・排気筒、あるいは内壁・工芸品など、主として建築板金製品を製造し、これを建築物の所定個所に取り付ける工事までおこなう業態のものをいいます。 これに対し、後者は、おもに厚い金属板(厚もの)を使って、原理的には前者と同様な加工過程を踏むことにより、自動車や飛行機のボディー、あるいは諸装置を納めるためのキュービクルなどの板金製品を製造し、目的とする生産が主として工場内で完了する業態のものをいいます。

業種としての建築板金

分 類 区 分
外装(仕上げ) 屋根工事(雨どい工事含む)
外壁工事
内装(仕上げ) 壁・天井工事
その他 ダクト工事、保温・保冷工事、金属加工
看板・金物工事(飾り金物の製作含む)

建築板金の高度な3つの専門的特色

step01 金属板の塑性加工

金属を曲げたり延ばしたりして加工するには、その金属の特性に精通し、高度な技能や技術が必要です。建築板金は、そのような金属板の塑性加工の高度な専門的技能・技術を有しています。

step02 建築外装施工における雨仕舞い(水処理)

建築物において、最後の仕上げに属する雨仕舞いがきちんとできていないと、その建築物の耐久性に大きな影響を及ぼします。建築板金は、このような建築物の雨仕舞い、すなわち雨処理の高レベルな施工の技能・技術を有しています。

step03 美観・景観づくりの能力

建築物それ自体の優美さはもちろん、周囲のとりあいから全体を見た時の景観。これらは、建築物を施工する側に高度なセンスがないと実現しません。建築板金は、伝統的な飾りの系譜をふんでいるため、独特の高度で繊細な技能と技術を獲得しています。

8月3日は「建築板金の日」

1966 年(昭和 41 年)の全板連の設立から半世紀超、全国大会 70 回目の大きな節目を迎えた 2018 年(平成 30 年)に、 建築板金業界の知名度と地位の更なる向上を誓う日として制定しました。 今後、あらゆる機会を捉えて「8 月 3 日は建築板金の日」を広めていくための活動を行なってまいります。

建築板金業には欠かせない板金ハサミの「 8 サ○ミ 3 」の語呂より。

平成 30 年 4 月 20 日に開催された日板協/全板連青年部総会(全国青年部部長会議)に於いて「8 月 3 日は建築板金の日」にしてはどうか?との提案がなされ、検討の結果、全板連・石本惣治理事長も「積極的に広めていこう」として理事会提案に至り、同 4 月 26 日開 催の全板連/日板協・合同理事会において決定いたしました。
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